日本みつばち飼育方法



日本みつばち飼育の一年の流れ
日本みつばちは4月〜6月にかけ、群れを増やすために女王バチが誕生します。すると、親にあたる女王バチが半数の働きバチを連れて分かれ(分蜂)旅立ちます。その群れが巣箱に入っ新しい巣を作ればほぼ成功。多い人は10〜20箱も仕掛けます 巣を見に行ったときに蜂が入っていれば成功!4月になったらどこに分かれた蜂の群れが飛んでいくか見張ります。そうしてハチが一生懸命に集めてくれた蜂蜜を初秋に収穫します。はちさんすみませんがよろしくお願いします!
はちみつ(蜂蜜)の味はいかが?
コクがあるけど後味さっぱり。口の中ですっと溶けます。いろいろな花の蜜が濃縮されているので毎年色も味も違います。1年に1回のまさに自然の恵みです!日本みつばち飼育の手順
巣箱の下準備(3月ころ)
巣箱を設置する前に巣箱の木の匂いを取ります。木の匂いがあるとハチがやって来ないからです。両蓋を外し風通しを良くし完全に巣箱を乾燥させます。早く匂いを取りたい場合は屋外に巣箱を出して蓋を外し毎日散水をして自然に乾燥させ、繰り返すと早く匂いが取れます。または水に1ヶ月ほど浸け置き、そのあと完全に乾燥させる方法も良いと思います。水に浸け置いた“アク抜き巣箱”もご用意しております。
巣箱の設置(4月ころ)
4月の始めごろ山に設置します。設置場所は西日の強く当たらない、見通しがよく北風があまり強く当たらない所にします。
設置方法は、入り口側を水平より少し下に傾斜をつけるところがポイントです。そうすれば巣箱からカスが自然に出て、箱の中が清潔になります。
また箱板の隙間から光が入っている場合は、入り口側を除いて黒色のガムテープ等で完全に光を遮断しするよう手を加えてください。
親バチを巣箱から移す場合は、片方の蓋を外し空巣箱を上にして重ねてからたたき上げます。
ハチが居つくまで巣箱から逃げないようにします。入り口に“ハチマイッター”を取り付けることでハチの飛散を防止できます。
秋まで巣箱の中は清潔に保ち害虫が発生しないよう気をつけましょう。巣箱は掃除しにくいので専用の道具があると便利です。
“日本みつばち掃除棒”をご用意しております。
8〜9月になると年によってはスズメバチが大量発生しみつばちの巣を狙ってきます。知らずにいると半日から1日で全滅してしまいます。対策として、“大スズメバチ防護アミ”を箱の入り口に切って取り付けることができます。
秋の日本みつばちと蜂蜜(はちみつ)
蜜を集めます。蜜を採るときは蜂の巣ごと取出し、巣のカスやごみを取り除く必要があります。この作業で純度の高い良質のハチミツを取れるかどうかが決まります。
一重コシや二重コシのものもありますが、当店では新開発のろ過布も使った3重コシ器、“豊栄式ステンレス製日本みつばちろ過器”を開発いたしました。純度の高いハチミツを手軽に採取することができます。また、なかなか手に入りにくい取替え用の“日本みつばちろ過布”もご用意しております。
日本みつばちについて学ぼう!
最近では全国的に日本みつばちの飼育がブームになってきましたが、日本みつばちの養蜂技術をしっかりと身につけてから楽しむのがベストです。専門的に指導してくれるところはなかなかないので、信州日本みつばちの会(リンクのページに紹介してあります)に入会して富永会長の指導を受けることをお勧めします。